ボサノヴァを創り、ボサノヴァを超えた至高の音楽家ー
ヴィオラォン(ギター)ののバチーダ、話すような唱法、独創的なハーモニーで、ブラジル音楽を変えたジョアン・ジルベルト。その愛すべき素顔と共に、天才音楽家の実像を描き出す。
*特典ポストカード付き
まだ読み始めたばかりですが、2019年に88歳で逝去したジョアン・ジルベルトのボサ・ノヴァに捧げた人生、その人となり。本書はTV局の音響スタッフからジャーナリスト、音楽プロデューサーになったジョアンの友人、ズーザ・オーメン・ヂ・メロの一世一代の遺作で、序章に描かれた、サンバやボレロにワルツ、古きブラジル音楽の素晴らしさを伝えるべくレパートリーを記憶の片隅から掘り起こしながら電話越しのジョアンとの対話...。惹き込まれます、面白いです。なぜ指折り数曲しか自作曲を残さなかったのか、どれ程までにブラジル音楽を愛していたのか、交友関係や私生活に至るまで謎の多かった偉人の細部を解き明かしてくれそうです。
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