2021/7/24売り切れました。
サンパウロ州郊外サント・アンドレ出身のバンドリン奏者ベト・カゼミロが、40歳になった時に念願叶って発表したファースト・ソロ・アルバム。15歳からブラジル由来のサロン・ミュージック、ショーロに恋をして、祖父からバンドリンを買い与えられてからは初志貫徹、ULM(現EMESP)でバンドリンとコンポーズの素養を磨きます。このソロ・アルバムでは6つの自作曲と、エヴェルソン・ペソア(cavaco, g) やエドゥアルド・オッペル(g)、演奏に参加するミュージシャンの作品と、エリオ・ポリオ・レオノールにヂチーニョ・ド・バンドリンといった自身の作風に多大な影響を与えた音楽家の作品を取り上げています。ゆったりと優美なフレーズを聴かせるm-2"Esplendor"や、健康状態が悪い時に穏やかで新鮮な空気を求めるべく作曲したというm-3"Momentos de Paz"など、楽曲によって木管楽器やベース、ドラムのブラシなど編成を変えつつ、そこはかとなく漂う情感、そしてブラジリダーヂを醸し出す、たおやかなショーロ・アンサンブルを紡いでいきます。