2025/2/27 在庫一枚確認しました。
エヴァーグリーンな傑作。
自然を愛でた詩情が滲む、書き下ろしのボサ・ノヴァ/ソフト・サンバは潤った空気をたっぷり吸い込んで、シコ・ブアルキ"passaredo" の多重ハーモニーなど、多くの楽曲で聴かれるホドリゴ・イ・カストロの彩り豊かにさえずるフルート、洗練されたジャズのノートを奏でるナイジェリア出身シャントーネ・ブラッキの鍵盤、このシャンが歌う英語詩の"m-6 three short stories"などは完璧なる都会的に洗練されたソウル・ミュージック、客演のオズヴァルヂーニョ・ダ・クイーカの奏でるクイーカは自由に羽ばたいてエクスペリ・サンバの呈を醸し出す...かつて2000年前後くらいにラウンジ・ボサ/ブラジリアン・エレクトロの分野で世界的な評価を得て、ロンドンに滞在し活動していたパトリシア・マルクスとブルーノ・E。子供の頃に聴いていた音楽のプリミティヴな魅力にふたたび惹かれスキャットや英語詩に生ギターを手に、2年越しで完成させたのが夫婦名義のデュオ・アルバムである本作。いままで抱いてきたふたりのイメージを大きく覆すサウンドに驚き、手元に置きたくなる事必至のアルバム。等身大の、そしてその等身の大きさというのが、美しい響きで溢れ出んばかり、慈悲に満ちているのです。
レコーディング風景や参加メンバーのインタビューを収めたDVD付き。